高付加価値+サブスクリプション
強みと特別をもっと外に! エスモットです。
垂直統合
フィットネス業界の記事という事で、見てみると全くもって、フィットネスの話だけではありませんでした。
高価なフィットネスバイクを販売し、サブスクリプションすることで、継続的に利益を得続ける会社の取組みかと思っていましたが、予想よりも川上・川下において展開していることがわかりました。
カスタマーエクスペリエンスのために垂直統合を実行
つまり、こういうことです。まず上質なフィットネスバイクを開発(プロダクト、デザイン)します。また有料会員にストリーミング番組を提供し、エクササイズ・ミュージックも提供します(フィットネス、ソフトウェア、メディア)。そのためにペロトンは2018年に音楽配信会社を買収しました。エクササイズにはスポーツウェアや水分補給のためのボトルなどが必要です(アパレル、リテール)。それらを配送する物流網も不可欠です(ロジスティクス)。
フィットネス、トレーニングをしている人はピンとくると思いますが、トレーニングバイクを購入すればそれで終了ではありません。
ウェアも気に入ったものを着て、トレーニングをしたいですし、ドリンク入れもお気に入り、音楽も気に入ったものをかけながらする。そのような物と空間に包まれて満足感を得ながらトレーニングをするものです。
このペトロンという企業はそれらを一式まとめて提供しています。
ハードを安価で販売し、消耗品を高く設定する方法でプリンターが挙げられますが、それとも一線を画していると考えられます。
そもそも、ハード自体が高く、サブスクリプションも月額4200円と安くはありません。
さらに周辺機器もそろえているので、ハード自体に高付加価値が備わっており、消費者はそれに価値があると判断しています。310万人は少なくとも価値を感じています。
ハードを販売している企業からエクササイズの動画配信があれば、トレーニングの仕方をわざわざ探す手間も省けます。
探す時間もコストと考える層が購入しているのではないかと考えますが、ハードも安売りしない姿勢に企業戦略が見えてきますね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます
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