キャリアアンカーの話
強みと特別をもっと外に! エスモットです。
先日、適材適所の人材配置について、価値観を重視した考え方を紹介しました。
そこで、キャリアアンカーについて、もう少し詳しくお話したいと思います。
簡易診断もできます
キャリアアンカーは8つに分類されています。
ただし、キャリアアンカーによる診断は、まだ自分のキャリアが明確ではない・不明確である20歳代では効果はいま一つです。その後、考え方が変わる可能性もあります。そのため、有効なのは30歳代と言われています。キャリアについて考える年代でもあると思います。
キャリアアンカー診断は以下のサイトで簡易診断ができますので、これを機会に診断してみてはいかがでしょうか。
8つの分類
管理
組織の中で集団を統率し、権限を行使して、組織の中で責任ある役割を担うことに価値観を覚える。
経営に興味を持ち、資格取得も目指します。
専門
特定の分野で能力を発揮し、自分の専門性や技術が高まることに価値観を覚える。
自分が得意としている特定の分野で専門能力を発揮することを目標としています。
専門外の異動があると意欲低下につながります。
保障・安定
安定的に1つの組織に属して、社会的・経済的な安定を得ることに価値観を覚える。
変化は好まず、安定・着実に組織と関わっていたい。
大きな異動は意欲低下につながり、リスク回避的・将来については堅実。
創造性
リスクは恐れずに、クリエイティブに新しいことを生み出すことに価値観を覚える。
起業家のように新しい物を創り出したい。
起業家精神が強いため、社内ベンチャーなどを任せることで最大限の意欲を覚える。
自律と独立
組織のルールや規則に縛られず、独自の方法で仕事を進めていくことに価値観を覚える。
行動がある程度自由にできる環境が良い。チームワークを求める仕事よりも個人プレーが試される仕事に意欲が高まる。
社会への貢献
社会的貢献やボランティア、他人への奉仕などの意義のあることを成し遂げることに価値観を覚える。
仕事を通じて社会貢献ができているかが重要。人の役に立っているかどうかを伝えることを意欲が向上する。
挑戦
解決困難に見える問題の解決や手ごわいライバルとの競争にやりがいを感じる。
あえて、難度の高い指示を与える。ノルマを競わせることで意欲が向上する。
ワーク・ライフ・バランス
個人的な欲求や家庭、自分の仕事などのバランスや調整に力をいれる。
家庭と仕事の共存が重要で有給休暇の取得、育児休暇の取得などに理解を示す。
このようなキャリアアンカーを明確にしていくことで、異動や研修にも役立てることができそうです。また、どのキャリアアンカーが優れているというわけではなく、チーム全員がキャリアアンカーを確認・理解して、役割分担がすることで、組織としてスムーズな運営が可能となり、より強固なチームとなります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます
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