持続化補助金と持続化給付金
強みと特別をもっと外に、エスモットです。
持続化補助金と持続化給付金について話そうかと思います。
ネットを見ると、この二つを混同している記事がいくつか見られました。
二文字しか違うので、間違うのも無理はないかと思います。
せっかくなので、二つの違いをまとめてみました。
持続化給付金
感染症拡大により、特に大きな影響を受ける事業者に対して、事業の継続を下支えし、再起の糧としていただくため、事業全般に広く使える給付金を支給します。
HP抜粋https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/kyufukin.pdf
給付額
中小法人等は200万円、個人事業者等は100万円
※ただし、昨年1年間の売上からの減少分を上限とします。
■売上減少分の計算方法
前年の総売上(事業収入) - (前年同月比▲50%月の売上×12ヶ月)
事業全般に使用できるということと、売上が前年同月比50%減になっている中小法人、個人事業者等の事業者が対象となっています。
持続補助金
小規模事業者持続化補助金
商工会議所の管轄地域内で事業を営んでいる「小規模事業者」及び、一定の要件を満たした特定非営利活動法人
この「令和元年度補正予算 小規模事業者持続化補助金<一般型>」において、受付締切日の前10か月以内に、先行する受付締切回で採択・交付決定を受けて、補助事業を実施した(している)者でないこと(共同申請の参画事業者の場合も含みます)
HP抜粋https://r1.jizokukahojokin.info/index.php/%E6%8C%81%E7%B6%9A%E5%8C%96%E8%A3%9C%E5%8A%A9%E9%87%91%E3%81%A8%E3%81%AF/
地道な販路開拓等(生産性向上)のための取組であること。
あるいは、販路開拓等の取組とあわせて行う業務効率化(生産性向上)のための取組であること。
補助対象となり得る取組事例
(1)地道な販路開拓等(生産性向上)の取組について
・新商品を陳列するための棚の購入 ・・・ 【①機械装置等費】
・新たな販促用チラシの作成、送付 ・・・ 【②広報費】
・新たな販促用PR(マスコミ媒体での広告、ウェブサイトでの広告) ・・・ 【②広報費】
・新たな販促品の調達、配布 ・・・ 【②広報費】
・ネット販売システムの構築 ・・・ 【②広報費】
・国内外の展示会、見本市への出展、商談会への参加 ・・・ 【③展示会出展費】
・新商品の開発 ・・・ 【⑤開発費】
・新商品の開発にあたって必要な図書の購入 ・・・ 【⑥資料購入費】
・新たな販促用チラシのポスティング ・・・ 【⑦雑役務費】等
・国内外での商品PRイベント会場借上 ・・・ 【⑧借料】
・ブランディングの専門家から新商品開発に向けた指導、助言 ・・・ 【⑨専門家謝金】
・新商品開発に伴う成分分析の依頼 ・・・ 【⑫委託費】
・店舗改装(小売店の陳列レイアウト改良、飲食店の店舗改修を含む。) ・・・ 【⑬外注費】
※「不動産の購入・取得」に該当するものは不可。
(2)業務効率化(生産性向上)の取組について
【「サービス提供等プロセスの改善」の取組事例イメージ】
・業務改善の専門家からの指導、助言による長時間労働の削減 ・・・ 【⑨専門家謝金】
・従業員の作業導線の確保や整理スペースの導入のための店舗改装・・・ 【⑬外注費】
補助率・補助額
・補助率 補助対象経費の2/3以内
・補助上限額 50万円
つまり、75万円以上の補助対象となる事業費に対し、50万円を補助することになり、75万円未満の場合は、その2/3の金額を補助。60万円の場合、40万円の支給となりますね。
小規模事業者に限定している点、事業全般に使用できず、地道な販路開拓等、業務効率化(生産性向上)の取組に限定されています。
一覧にするとこんな感じですね。
さらに、小規模事業者持続化補助金には今年は特別枠というものがあります。
こちらも後日紹介したいと思います。