三重の中小企業診断士・エスモットblog

三重県で経営コンサルタントと企業整理収納マネージャーをしています。日々の話と経営に関わる話と日常の話を発信中

中小企業診断士として出来ること

強みと特別をもっと外に、エスモットです。

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5月7日公表された中小機構の新型コロナウイルス感染症の中小・小規模企業影響調査を見ました。
https://www.smrj.go.jp/research_case/research/questionnaire/favgos000000kkyq.html

大幅なマイナス影響が発生41.1%

調査によると約8割の中小企業がマイナス業績(前年同月比)になっているとのことです。

宿泊・飲食は特に顕著で80%以上が大幅なマイナスの影響発生が見込まれているようです。

その一方で事業活動・労務管理上の対策として対策自体が分からない33%にも上っており、約20%の事業者さんは大幅な売上減少にも関わらず、どうすればいいか分からない状況と考えます。

公的支援施策の活用・情報収集をしている事業者さんは25%程度となっていますので、対策が打てている事業者さんとそうでない方の二分化している状況と考えます。

 

そんな中で、求められる支援は休業・事業損失への補償金、無理し・低利子融資がいずれも33%程度となっており、事業存続のための速やかな資金が必要ということがわかります。

 アフターコロナ ウィズコロナ

持続化補助金と持続化給付金の話をしましたが、持続化補助金は所謂アフターコロナに使用する資金で即効性はなく(特別枠は事前払いがありますが)、持続化給付金はウィズコロンにしようする資金で即効性があります。

しかしながら、中小法人200万、個人事業主100万でどこまで売上ゼロで事業を維持できるかは不明です。個人事業主100万では規模に業種によっては固定費が多く、足らない可能性もありますし、中小法人でも幅があるため、200万では到底足らない場合もあると言われています。

今後の経済を考えると、持続化補助金の資金を基に業績拡大を意識してもらいたいところではありますが、その余裕は手元資金がないことには出来ません。

キャッシュをいかに確保するか、補償金や無利子・低利子融資などが得られるかどうか、経産省のHPの資金繰り内容一覧表からあてはまるものがあれば、、実行して存続していただきたいと思います。

 

中小企業診断士として、これからどの様なことで貢献できるか考えなければならない場面になってきました。

もう一年早く取得していれば、この時期にもっとたくさんの人に今よりももっと良い提案を出来ていたかもしれないと思いますが、今、できることを少しずつでもしていこうと思います。