三重の中小企業診断士・エスモットblog

三重県で経営コンサルタントと企業整理収納マネージャーをしています。日々の話と経営に関わる話と日常の話を発信中

安全に仕事をするために2~復旧時間を短くする~

強みと特別をもっと外に、エスモットです。

 

昨日、安全についてお話しましたが、復旧時間についてのイメージ図を見つけましたので、紹介します。

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引用:内閣府 事業継続ガイドライン 第三版

http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kigyou/keizoku/pdf/guideline03.pdf

操業度の縦軸と時間の横軸があります。

災害が発生してから復旧するまでの時間と、製品を供給する量のグラフを表しています。

ざっくり説明すると、BCP策定によって、顧客が製品を待つことができる時間と量を短く、多くしましょう。

ということです。

顧客が製品を待つことができる時間(期間)は決まっており、それ以上時間がかかると、別の企業に代替品の検討をする。など顧客を奪われるだけでなく、その顧客自体がさらにその先のユーザーに製品を提供することができなくなり、そちらも失注する可能性があります。

顧客が待ってくれる期間の間に、操業できるようにしましょう。ということですね。

では、他にもBCP策定にはどのようなメリットがあるか紹介します。

前回もお話したVUCAの時代です。

  • 危機管理や防災管理をしていることは、特別な扱いではなく、当然の扱いとなってくると思われます。そんな中、顧客からの信頼を得ることができるといえるでしょう。
  • 短い復旧時間により、顧客や取引先への供給責任を果たすことができます。

これは社会的、対外的なメリットとなっています。

もちろん社内的なメリットもありますので、次回はそちらを紹介したいと思います。