購入の敷居を下げる
強みと特別をもっと外に、エスモットです。
補助金関係のお手伝いをしているのですが、本業の方で面白い広告をみつけました。
ものづくり補助金を活用して、機械を購入しませんか?
というものです。
なるほど、機械を購入する際は、期待する性能と価格のバランスで購入を決めます。
(実際はもっと心理的な動きがありますが……)
ですので、性能が高くても価格がその性能を上回るほどの高価格であれば、購入を踏みとどまります。
一方で、期待する性能が高くて、価格が安ければ購入しやすくなるでしょう。
従来の機械を安売りすれば、購入する人は増えます。しかし、自社の利益は減ります。
そこで、補助金の存在を知らせることで、自社には利益を、販売先には安く機械を導入できる双方のメリットを享受した広告であったと言えます。
補助金についてはまだまだ知らない企業さんもいると思います。
販売店としてはその情報を与えるだけでも社会貢献につながるかもしれません。
しかし、気になるのが、広告を見たのが6月下旬でした。ものづくり補助の〆切は8月3日(3時締切)です。
ものづくり補助金の存在を知らない中小企業、小規模企業がものづくり補助金を本業の傍ら1か月で作成できるのかは疑問です。
相談先も併せて分かりやすいところに記載しておくと親切ですね。
ただ単に物を売るだけではなく、購入の敷居を下げるような心理面での販売方法がこれから求められています。