楽しく!早く!美しく!
強みと特別をもっと外に、エスモットです。
実は研究開発もしています。
昨日、あなたの製品開発するコンセプトはなんですか? という質問が来ました。
しばらく考えた後に出た言葉がこれでした。
楽しく!早く!美しく!
楽しく!
研究開発は楽しいことだと思うんです。
こんな事したら、どうなるんだろう?
この機能を付けたら、喜ぶんじゃないんだろうか?
この形は、使いやすそうだ。
などなど、プロダクトアウトの部分もありますが、基本的にはマーケットインの考えで進めると、楽しくなっちゃいますよね。
驚く顔が見たいというのもあります。この製品を知った時にめちゃめちゃ驚くんじゃないだろうか…。など
とはいえ、基礎データを取るのは時間がかかりますし、大変な業務ではあります。
100回試験をやって結果が出ればいいですが、200回やっても結果がでないなんてザラです。
だからこそ、楽しんでやらないと長続きしませんよね。
早く!
開発初期は求められていたことであっても開発に10年かかっていたら、開発思想自体が陳腐化してしまいかねません。社会全体の問題解決に係ることであれば、そうでもありませんが。
モノは飽和状態ですし、機械の性能はそう簡単にあげられる状態ではありません。
ですので、早く、世の中にリリースしてしまわないといけません。
会議時間も短く、早く! 実行まで早く! 専門担当者にはその他の負荷を減らすことも検討してほしいです。
出来ればしたくありませんが、見切りも早くした方がいいと思います。
美しく!
所謂、外観です。
デザイン思考で製品開発をするのが流行っています。
昔の自社の製品を見て、今の自社・または他社の製品を見てどう感じるかです。
昔は性能が出れば、それでよかったのですが。今は外観の美しさも判断基準に入ります。家電でもそうです。デザイン性の高い家具で量販店は埋め尽くされています。
これは製品に限った話ではなく、提供する人もそのようです。
開発者がプレゼンをする時に、ひと昔前のイメージである、ぼさぼさ頭・瓶底眼鏡・白衣。ではいい製品でも二の足を踏みそうです。
せめて清潔であるべきと考えています。
ということで、開発に必要な持論でした。
とはいえ、ある程度のリスクは必要ですね。
リスクなしでは覚悟が生まれません。
私も「1年で開発できるんやろな、出来やんかったときのリスク負えるか?」と言われた経験があります。
私は「まだ若いんで、失敗してもリカバリーできます(笑)」と言い返しました。
若いって恐ろしい…。
とはいえ、その時に覚悟がついたのでしょう。
様々な要因が重なり合って、開発は成功したのですが、協力者やお金、時間なども味方にする必要があるので、現実はここで話したほど簡単ではありませんが…
開発は楽しく!早く!美しく!