三重の中小企業診断士・エスモットblog

三重県で経営コンサルタントと企業整理収納マネージャーをしています。日々の話と経営に関わる話と日常の話を発信中

リスクとは?

強みと特別をもっと外に、エスモットです。

夜の正方形のコンテナーのタイムラプス撮影

 

先日、お誘いを受けて、とある講演会に参加させてもらいました。
特に気にせずに参加したのですが、テレビでも見る著名人の方もいまして、なかなかない経験をさせてもらいました。

そこで、出てきた単語を検索してみました。

ハイリスク・ハイインパクト

革新的研究開発推進プログラムImPACT

創設の背景

我が国は、1980年代のバブル経済の後、「失われた20年」とも言われる長期的な経済の停滞に苦しめられてきました。この間、 産業構造や生活スタイルの変化の中で、日本企業は従来からのモノ作り戦略を転換することができず、産業の国際競争力が失われつつあります。また同時に、企業経営者や国民が自信を失い、成長のためのリスクを負うことができなくなってきているとも 言われています。
これらの問題を払拭するためには、大学や企業が失敗を恐れずに困難な研究開発課題に果敢に挑み(チャレンジ)、新たな成長分野を切り開いていく(イノベーション)、新たな科学技術のシステムが必要です。
ImPACTは、政府の科学技術・イノベーション政策の司令塔である総合科学技術・ イノベーション会議が、ハイリスク・ハイインパクトな研究開発を促進し、持続的な発展性のあるイノベーションシステムの実現を目指したプログラムです。

(URL:https://www.jst.go.jp/impact/intro.htmlより)

私が感じ取ったのは、今の企業社会ではリスクを取って、インパクト(革新的なと捉えました)のある製品や技術を産み出すよりも、無難でそれなりの性能アップ、利便性があがった製品や技術開発が主流となってしまっている。

評価も失敗すると評価が下がり、チャレンジ向きではない評価制度となっている。

みなさんも見たことないですか?

冷蔵庫にちょっとした機能が追加されたり、洗濯機にちょっとした機能が付いたり、製品にプラスアルファを付けることは組み合わせ技術の応用だと考えます。

もちろん、それが簡単とはいいませんが。

 

インパクトあります?

あぁ、冷蔵庫にまたよく分からない機能がついたなぁ。と購入者の視点からだとそう思ってしまいます。

そんな事も常々思っていたので、そのプラグラムを知った時は是非とも成功してほしいと思いました。

出来れば、中小企業も巻き込んでいってほしいものです。

リスクとは

でもって、リスクの意味を考えました。

リスクとは「危険」という意味の表記が目立ちます。

つまり上述のハイリスク・ハイインパクトとは「すごい危険だけど、すごい強烈!」ということになります。

が、私はその表現に違和感を感じます。
やること自体を危険と感じるのは二の足を踏まざるを得ません。

そこで、別の意味を探してみました。

リスクとは不確実性であると。
投資の世界ではリスクを取って、ハイリターンを得ます。

こちらの表現の方があっているのではないでしょうか。

「すごい不確実だけど、すごい強烈」

研究開発はこうでなくっちゃ。と思います。

ですが、経営においてはすごい不確実ではいけません。。

確実に得られる収益と、余力でハイリスク・ハイインパクトを組み合わせることであっと驚く製品を輩出することができるかもしれません。